新製品開発・販売やM&A準備といったインサイダー情報は、従来は、関係者が集まった会議や集合研修等、閉じた環境下で行われており、会議終了後には関連ドキュメントを回収するなど、情報漏えい対策も徹底されていました。
しかし昨今では、新型コロナウイルス対策としてテレワークが普及するにつれ、各企業ではオンライン経由での実施も余儀なくされております。
テレワーク勤務者が働く自宅やモバイル環境のセキュリティ対策は、一般的には企業のオフィス環境と比べはるかに脆弱です。
個人PC端末に重要なファイルを保存しておくと、紛失・盗難のリスクに常にさらされますし、マルウェアに感染するリスクも企業の社内ネットワークより、はるかに高い場合がほとんどです。
またクラウドストレージサービスの利用も増えておりますが、クラウドストレージサービスでは、ダウンロードされた後のファイルまで守ることは出来ません。
このような状況下で、セキュリティを考慮しつつも、適切な情報を、適切な関係者に共有するためには、どのようにするのが良いのでしょうか?コストをかけず、かつスピーディな対策とはどのようなものでしょうか?
FinalCodeは、“情報”や“データ”が格納されるファイルそのものを守る、ファイル暗号化・追跡ソリューション(IRMソフトウェア※)です。
社内ネットワーク環境下のファイルに加え、従来では守ることが出来なかった社外ネットワーク環境下や、社外関係者に渡したファイルまで、守り、追跡し、あとから消すことが可能です。
テレワーク環境に対応した情報漏えい対策が急務となる中、FinalCodeを利用したWeb会議システムでの情報共有の例をご紹介します。
暗号化されていないファイル | FinalCodeで暗号化されたファイル(FCLファイル) | ||||
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画面共有 | 画面共有時の通話 | 権限:コピー・ペースト/キャプチャ禁止 | |||
画面共有 | 画面共有時の通話 | ||||
Desk | ブラウザ版 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
Zoom | デスクトップ版 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
Microsoft Teams | ブラウザ版 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
Google Meet | ブラウザ版 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
Cisco Webex | デスクトップ版 | 〇 | 〇 | × | △ |
ブラウザ版 | 〇 | 〇 | × | 〇 | |
Chatwork | デスクトップ版 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
ブラウザ版 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
スズキ株式会社では、社外の販売店との間でやりとりする機密情報の漏えいを防止するために「FinalCode」を導入。
新車発表前に販売店に提供する新車情報のファイルなどを暗号化し、あらかじめ決められた販売店のユーザーしか復号・参照できない仕組みを導入したことで、社外に提供するファイルから情報が漏えいするリスクを低減することができました。
テレワークが推進される昨今、社内会議やお客様との商談において様々な手法が利用されていますが、デジタルアーツでは場所を問わず「社内」「社外」のコミュニケーションを円滑に実現する「純国産」のチャット・オンライン会議ツール「Desk」を提供します。
また、「FinalCode」との連携で「Desk」にアップロードされる添付ファイルは全て自動暗号化され、情報漏えいを防止することができます。